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第2回 稲城市立病院 院長 一條眞琴先生


医師画像 医師紹介

稲城市立病院 院長
一條 眞琴 先生

1950年生まれ。1976年慶應義塾大学医学部を卒業し、その後米国テキサス州ヒューストンベイラー医科大学へ留学。 慶應義塾大学病院神経内科医長を務めた後、川崎市立川崎病院神経内科医長に就く。後に同院で神経内科部長・内科部長を歴任。2007年4月より稲城市立病院院長に就任。
日本神経学会専門医、日本内科学会認定医

稲城市立病院 サイト

幼児期に命を落としかけ、医師を志す

医師を目指されたきっかけをお聞かせください

私が3〜4歳のころ、大阪におりまして、はっきりした記憶はないのですが、今でいう無菌性髄膜炎を患ったらしいのです。ぐったりしてきたため、大阪大学に連れられ、診察を待っている間に意識がなくなったそうです。そこを通りかかった小児科の先生が「大変だ」と救急処置をしてくれて、入院になりました。2〜3回心臓も止まり、かなりの期間意識が無かったそうですが、幸いに命を取り留め退院できました。後遺症が残るといわれ、知能検査のために色々な病院に連れられました。
こんなことから、「将来は医者になり、人を助けたい」と思うようになりました。小中学校の友達には、その頃から医者になるとよく言っていたようです。本当は、子どもが好きで、小児科医になりたかったのですが、大学卒業時に先輩から「子どもが好きなら、小児科はやめたほうがいいよ。治療のためには子どもに辛い事もしなくてはいけないからきついよ」と言われ、今の神経科を選びました。


医師画像:一條先生 元凶は専門医制度。「専門医」は専門分野以外を診なくなる。

医師不足が叫ばれていますが、解決する方法やご意見をお聞かせください

医師数は不足しています。原因の第一は診療が専門医制度のためあまりに細分化してししまったからです。内科を一つとってみても、「内科専門医」の価値はどこにあるのでしょう。患者は「〜専門医」と呼ばれる医師を望んでいますし、医師も「自分は○○専門医だ」という意識を持ちます。そうなると「専門医」は自分の専門以外の疾患を診なくなってしまうのです。これが医師不足の大きな原因となっていると思っています。 第二は女性医師が国家試験合格者の35%を超えるようになり、進路が偏在するようになったことです。 第三は平成16年に始まった初期臨床研修制度により医師の供給制度がくるってしまったことです。
国は医師数を増やすため医学部の定員を増やすことを決定しました。しかし現在の医療費亡国論に基づく低医療費政策が変わらない限り、7〜8年後には首都圏では医師余りが生じ、開業も飽和状態となりどんどんつぶれる施設が出るものと考えています。その状態でも地方の医師不足は解消しないと思っています。
首都圏の病院においては、平成21〜22年初めには急速に若い医師の不足は改善してくるものと思っています。初期臨床研修制度が始まって5年以上経つと、この制度の一年生が後期研修医の3年間も終わり、どこかの常勤医になるはずです。しかし研修医をたくさん抱えている病院は低医療費ために赤字を出しているはずです。これ以上研修医を抱えることが出来なくなって放出を始め、首都圏にある病院に流れてくると思っています。これらの若い人が将来を託すことの出来る魅力ある病院になることが、生き残りの最善策であると考えています。


政府の医療制度改革についてご意見をお願いします

医師画像:一條先生政府の医療制度改革は、「財政上」の問題を、いかにも「国民のために医療政策を考えている」ふりをしているだけで、論議するだけの価値もありません。あまりに財務省、いや財政諮問会議のいうなりです。国民は自分たちの命の安全を担保されずして、どうして働けるのでしょうか。活気のある日本を作れるのでしょうか。
しかし、現実に療養病床の削減、急性期病院の廃院などはどんどん進んでおります。また急性期病院の廃院や削減は公立病院改革やDPCなどと関連しながら進んできています。アメリカで1980年から2000年にかけて吹き荒れた公立病院改革を見れば明らかです。われわれも生き残りをかけ、地域の医療を守るために最善の努力をしております。このためのキィは地域の公民連携だと思います。「公」が核になり、周辺の「民」と協調していかなくてはなりません。低医療費政策の中、パイは限られています。難しい問題はたくさんありますが、頑張れば共存・共栄が可能だと思います。


厚生労働省の政策をどう思われますか?

現場を全く分かっていません。最近10年の臨床経験がない者は厚生省の医系技官になれないようにすることも一つの方法だと思います。現場を知らない、そして民衆の心を分かっていないから「朝令暮改」のような政策ばかり作るのです。また「日本医師会寄り」な政策を作りすぎます。これは自民党政権が悪いのだと思いますが・・・もう少し民衆の心が分かるような政治家が出ないと、状況は改善されないと思います。


若手の先生が進路を決める際のアドバイスをお願いします

今の若い人は「つらい」「きつい」など、医師の業務を一般業種と同様に考える傾向があります。「医師は聖職」とまでは言いません。医師になろうと思った本来の動機があるはずで、それをやればよいのです。打算だけで進路を決めれば、そのうちにイタリアやドイツのように医師免許を持ちながらもタクシーの運転手しか職が無いようになります。医師になろうとした初心を貫いて欲しいです。


本日はありがとうございました


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